この記事は、名古屋市上下水道局制作の資料より抜粋しています。
準備
操作セットを用意します。操作セットは諏訪小学校敷地内の防災備蓄倉庫に保管してあります。
中にはセーフティーコーン4個、コーンバー3本、ホース4本、ふた開閉器、水質簡易測定器が入っています。
はじめに、セーフティーコーン4個とコーンバー3本を用意して作業スペースを囲って安全を確保します。
ふたを開けます
地下式給水栓のふたに2か所の「こじるための穴」Aと1か所の「開けるための穴」Bがあります。
ふた開閉器の斜めにカットされた先端を、ふたの「こじるための穴」Aに入れてこじ上げ、ふたをゆるめます。
ふた開閉器のフック部を「開けるための穴」Bへ差し込みます。
ふたを自分の方向へ枠から離れるまで引っぱります。この時、ふたを足に落とさないように十分注意してください。
給水の準備
給水栓を覆っているビニールをはずし、先端のキャップをはずします。
すべての蛇口が閉まっていることを確認してから、横になっている緑のハンドルを垂直にして、元栓を開けます。
これで蛇口から水が出る状態になります。
蛇口にホースを差し込みます。
蛇口をひねって水を出してください。すぐには使用しないで、2〜3分間水を出して水の色や濁りを確認してください。
水質のチェック
飲料水として水を使用するためには、残留塩素濃度が0.1mg/L以上ある必要があります。水質のチェックでは残留塩素濃度の測定をし、飲料水として安全に飲めることのチェックをします。
蛇口の水を操作セット内にあるコップにくみます。次に、水質簡易測定器のチューブの先端のひもを引き抜き、中の空気を追い出します。
チューブの穴を水の中に入れ、半分くらい水をチューブ内に吸い込みます。
10秒後に色見本と比較し、0.1以上であれば給水可能です。まったく反応がない場合は使用できません。2〜3分水を出し、再度測定してください。
給水開始
みなさまで応急給水を行ってください。
応急給水を開始したら、各避難所の総務班に連絡してください。
総務班とは避難所を自主運営するために、組織される情報収集を行う班です。
応急給水中は写真のように、セーフティーコーンに表示プレートをかけてください。
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芳秋 (火曜日, 31 7月 2018 16:00)
なかなか進んでいますね。この調子で頑張って下さい☆